米国ETFのHDVを最近買い増ししています。
備忘録としてHDVについてメモしておきます。
ブラックロック・ジャパン株式会社(HDV)の情報を参考にしています。
米国有名企業に分散投資ができる
HDVの組み入れ上位には米国の超有名企業が並んでいます。買おうか悩んでいた高配当銘柄やすでに購入済の銘柄も組み入れられていて贅沢なラインナップです。
組み入れ上位の銘柄を見ても配当がゼロあるいはゼロに近いような銘柄はGAFAなどでも入っていません。
インカムゲインが目当てであれば配当金がない銘柄はスコープ外なので都合が良いです。
銘柄名 | 業種 | 保有比率(%) |
---|---|---|
AT&T INC | 通信 | 9.42 |
EXXON MOBIL CORP | エネルギー | 8.46 |
JOHNSON & JOHNSON | ヘルスケア | 7.17 |
VERIZON COMMUNICATIONS INC | 通信 | 6.52 |
CHEVRON CORP | エネルギー | 6.06 |
PFIZER INC | ヘルスケア | 5.99 |
COCA-COLA | 生活必需品 | 4.18 |
CISCO SYSTEMS INC | 情報技術 | 4.07 |
MERCK & CO INC | ヘルスケア | 3.95 |
PEPSICO INC | 生活必需品 | 3.63 |
今のところ上位10銘柄だけで6割ほどを運用しているようです。
情勢によって柔軟に銘柄を入れ替えているとのことですので
組み入れ上位の銘柄だけでも定期的に確認したほうが良さそうです。
適度な高配当とリスク
2020年7月26日現在の配当利回りは約3.4%です。みんな大好きSPYDの配当利回りは約4.3%なので配当面ではやや劣ります。
一方で手堅い銘柄を揃えていることから
SPYDはコロナショックで半減に近い値下がりをしているのに比べ
HDVはそこまでの値下がりはせず回復も早い特徴がありました。
そこそこの高利回りを得つつある程度リスクは抑えられていると思います。
連続増配銘柄が多い
HDVは長期間連続銘柄で構成されていて組み入れ比率の高い上位10銘柄の連続増配年数と
配当利回りは以下のようになっています。
銘柄名 | 連続増配年数 | 配当利回り(%) |
---|---|---|
AT&T INC | 36 | 6.88 |
EXXON MOBIL CORP | 37 | 7.78 |
JOHNSON & JOHNSON | 58 | 2.87 |
VERIZON COMMUNICATIONS INC | 15 | 4.46 |
CHEVRON CORP | 33 | 5.78 |
PFIZER INC | 10 | 4.65 |
COCA-COLA | 58 | 3.67 |
CISCO SYSTEMS INC | 10 | 3.09 |
MERCK & CO INC | 9 | 3.16 |
PEPSICO INC | 48 | 3.09 |
組み入れ銘柄は圧倒的な連続増配を誇っています。
単なる高配当ではなく連続増配という点で底堅い安心感があります。
経費率が安い
経費率は0.08%です。アクティブファンドなどは数%の手数料をとられたりしますが、
多くの人が利用しているHDVではその分経費率が低く抑えられています。
数%も手数料を取られてしまうと利益が出るのか心配になってしまいますが
0.08%であれば1万円で8円なのでほとんど無視できる額と思います。
以上の点からHDVは高配当株でありながら連続増配株に分散投資できる
底堅いETFの印象を受けました。
一方でコロナショックではそれなりに値下がりしていますし
今後の配当の見通しについても分からないこともありますので
投資判断は慎重にしていきたいと思います。