うちで定期買い付けをしている連続増配&高配当ETFの代表格であるHDVも
1年ぶりに情報をアップデートしました。
一年前のHDVの記事と比べるとどうなっているでしょうか?

配当利回り

ここ1年の分配金は以下のようになっています。
年4回をあわせると約$3.39が分配され
2022/5/4時点($104.7)では利回りが約3.24%となります。
高配当寄りの連続増配株だけあって分配金利回りは良好です。

直近の分配金
権利落ち日分配金実績($)
2021/6/10 $0.81
2021/9/24 $0.76
2021/12/13 $1.05
2022/3/24 $0.77
参考:nasdaq.com

HDV分配金の推移

ほぼ同一水準をキープしています。
コロナショック前後でも特に変動はありません。

220504_HDV


保有銘柄

去年とほぼ同じ銘柄が揃っていてどこも日本でも馴染み深い企業となっていました。
HDVに組み入れられている銘柄は連続増配年数もかなり年季が入っています。
エネルギー関連は昨年は株価が値下がりしていたため配当利回りが高い一方で
連続増配の維持は厳しいかもしれないと要らぬ心配をしていましたが
最近の資源高でむしろ利回りが大きく低下するレベルで株価が上昇しています。

保有上位10銘柄(2021/02/28)
銘柄配当利回り(%)連続増配年数
1 EXXON MOBIL CORP 4.1340
2 ABBVIE INC 3.84 10
3 JOHNSON & JOHNSON 2.35 60
4 JPMORGAN CHASE & CO3.35 12
5 CHEVRON CORP 3.63 35
6 VERIZON COMMUNICATIONS INC 5.53 18
7 PROCTER & GAMBLE 2.28 66
8 PHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC5 14
9 MERCK & CO INC 3.11 12
10 COCA-COLA 2.72 60
参考:The Dividend Investing Resource Center

投資セクター

同じく連続増配ETFのVIGと比べるとIT関連は配当が少ないこともあり控えめですが
ヘルスケアやエネルギー関連の高配当で業績の良い企業に手厚く投資できます。

セクター別構成比率(2022/5/2)
セクター %
ヘルスケア23.3
エネルギー 18.5
生活必需品 18.0
金融 10.3
情報技術 8.7
公益事業 8.4
資本財・サービス 5.9
通信 4.8
一般消費財・サービス 1.2
素材 0.7
参考:blackrock.com

経費率

経費率は依然として0.08%。
ほぼ無視できる低コストで運用できます。

他のETF(連続増配VIG、高配当SPYD)との比較

代表例として似たテーマのETFと比較してみます。
 単価($)分配金利回り(%)経費率(%)買付手数料
HDV1053.240.08有料
VIG1541.850.06有料
SPYD423.590.07無料
※買付手数料は一部の証券会社

コロナショック以前からの株価推移
220504_HDV_VIG_SPYD
(TradingView提供のチャート)

グロース寄りの連続増配ETFであるVIGのパフォーマンスが良いのは理解できますが
高配当ETFのSPYDと比べてHDVが良いわけではないというのが少し気になります。
インカムゲインを重視するなら現状ではSPYDを買ったほうが実入りが良いです。
ただHDVには連続増配という底堅さがあるのでコロナショックのような暴落時にも
高配当ETFでありながらダメージが少ないというのがメリットとしてはありますので
リスク分散の観点も含めると選択肢としてはアリですね。