高配当ETFの代表格と言えばSPYDでしょう。
わが家でも当然定期買い付けを行っています。

配当利回り

ここ1年の分配金は以下のようになっています。
年4回をあわせると約$1.57が分配され
2022/5/6時点($43.6)では利回りが約3.59%となります。
高配当ETFなので分配金利回りは良好です。

直近の分配金
権利落ち日分配金実績($)
2021/6/18 $0.40
2021/9/17 $0.39
2021/12/17 $0.13
2022/3/18 $0.65
参考:nasdaq.com

SPYD分配金の推移

ムラがありますが年間を通じて1.5~2ドルのレンジで分配されています。
昨年12月の大減配の影響と株価の上昇を受けて現在は利回りが低下中。
220506_SPYD

保有銘柄

エネルギー関連の企業は日本でも馴染みがありますが一見して見慣れない会社が並びます。
連続増配年数「<5」は5年未満を表しますが増配していないだけで非減配でした。
SPYDは連続増配を志向するETFではありませんが結果的には連続増配する企業が多いようです。
減配する企業は高配当を維持できず退場してしまっているのかもしれません。

保有上位10銘柄(2022/05/5)
銘柄配当利回り(%)連続増配年数
1 Valero Energy Corporation 3.23<5
2 Marathon Petroleum Corporation 2.41 <5
3 Chevron Corporation 3.5 35
4 Williams Companies Inc.4.81 5
5 Exxon Mobil Corporation 3.99 40
6 Iron Mountain Inc. 4.53 <5
7 Sempra Energy 2.85 18
8 Bristol-Myers Squibb Company2.88 16
9 Dow Inc. 4.11 <5
10 EOG Resources Inc. 2.4 5
参考:The Dividend Investing Resource Center

投資セクター

以前と比較すると金融と不動産の割合が大きく低下して公益事業とエネルギーが増加しています。
グロース株が多いITの分野は利回りが低いのでSPYDではほとんど投資できません。

セクター別構成比率(2022/5/5)
セクター %
公益事業18.5
エネルギー 15.2
金融 14.2
不動産 13.4
生活必需品 11.3
ヘルスケア 10.2
素材 6.8
コミュニケーション・サービス 5.8
情報技術 2.5
一般消費財・サービス 1.2
資本財・サービス 1.1
参考:ssga.com

経費率

経費率は依然として0.07%。
低コストで運用できます。

他のETF(連続増配VIG、連続増配・高配当HDV)との比較

代表例として似たテーマのETFと比較してみます。
 単価($)分配金利回り(%)経費率(%)買付手数料
SPYD423.590.07無料
HDV1053.240.08有料
VIG1541.850.06有料
※買付手数料は一部の証券会社

コロナショック以前からの株価推移
220506_SPYD_VIG_HDV
(TradingView提供のチャート)

連続増配高配当ETFのHDVとほぼ同じパフォーマンスとなっています。
機械的な高配当銘柄の組み入れの特徴からかコロナショックのような暴落では影響が大きく
連続増配を志向するETFと比べると回復も出遅れています。
一方で結果的にはパフォーマンスは回復しているので
出遅れ期間が長いだけ買い時も長いと言えSPYDで資産を形成できた人も多いと思われます。
最近は高配当ETFとしては利回りが低下しているのが気になりますが
インカムゲイン狙いなら外せないETFなので今後も定期買い付けを継続します。